大天井岳 2921m
2020.9.15-16
中房温泉から燕山荘を経て表銀座を通って大天井岳をピストンしました。
5:00
に中房温泉を出発
5:40
第一ベンチを通過します
7:14
富士見ベンチ通過です。
7:47
少しずつ標高を上げていく最中、木々の隙間から遠くの山が見えます。
この時は、まさかあんな遥か遠くに今日の目的地が見えている事は知る由も無かったです。まぁそれは知らぬが仏だったと思います(-_-;)
7:50休憩ポイントに決めていた合戦小屋に到着です。
名物のスイカを皆さん美味しそうに食べていましたがお腹の弱さを自認している私は我慢しました。
さぁ、いよいよ北アルプス三大急登の1つ、合戦尾根が始まります。
奥に槍も姿を現します。
北アルプス三大急登と言われているルートなのでかなり警戒していましたが想像よりもマシでした、と言いたい所ですが急登終盤の階段のところで右足の腿が攣ってしまいした(T_T)途中から会話しながら登っていた年配のご夫婦の方が足の不調を気にかけてくれて
奥様「ここで足攣ってたら大天荘まで行けないよー、アミノ酸持ってないの?」
私 「アミノ酸ですか・・ないです」
奥様「ちょっと待って」と言いアミノガッツをザックから取り出してくれました。
旦那様「私ら燕山荘までだから」と言って3本もくれました。
奥様「私ら登り始めと途中も補給しながら登るの、飲んだ方が楽よ」
私「ありがとうございます<m(__)m>さっそく頂きます」
奥様「賞味期限切れてるけどね」って笑いながら3人でアミノガッツを飲みました。
9:15 燕山荘到着です。
燕山荘の広場から見える北アルプスの絶景裏銀座が一望できます。
本当に絶景です。日本のスケールではないくらい広大な絶景。
日本一の絶景はここだと思ってます。
山に登り始めてそれまでは目にしたこともない絶景を見るようになりましたが、今のところ一番妻に見せたい絶景NO.1はここです。
さぁ、いよいよお待ちかねの表銀座が始まります。
既に、体力の残量30%です(-_-;)
でも、でも、でもでもでもでも
そんなの関係ねぇー!!!!
あぁ、この天気をありがとう。
ここから最後の登りです、実は中房温泉から登り出しの途中でこの坂も見えてます。
ここ登りは私の数少ない登山の中ですが未だに一番きつかったです。
数歩進んで休んでの繰り返しでした。
やっと大天荘が見えてきました。
やっっっと着きました・・・。クタクタです・・(-_-;)
とりあえずテン場の手続きを済ませて、まずはテント設営です。
ちなみにこの当時は、小屋へ入る際はマスク必須でした。
テン場に着いた後は軽い脱水になっていたようでコーラやサイダー、ポカリなど飲んでも飲んでも喉が渇き2リットル程度飲みました。塩味のお菓子も食べて少し横になっていると回復したので良かったです。
そのあと大天井岳、山頂に行く時に今日歩いて来た道を見ると雲が稜線まで上がってきています。典型的な夏山の午後の光景ですね。
小屋から山頂までは10分程度の散歩です。
奥に槍も綺麗に見えます。
いつか喜作新道、東鎌尾根を通って槍まで縦走したいです。
この後、テントに戻って早めの晩御飯です。
この日は、18時過ぎに就寝しました。朝まで爆睡でした。
事前の調べでは、平日は数張り程度の日も多いと聞いていたのですがこの日は平日の割には多めの30張りオーバーでした。
日の出を見ようと外に出ると雲海の向こうに真っ赤な太陽が徐々に登ってきます。
この日の日の出は雲海の向こうが燃えているかのような真っ赤な日の出で北岳の時とはまた違った感動を味わいました。
振り返ると、その太陽によって赤く染まった槍穂が( ゚Д゚)サイコーです。
6:54
小屋へのヘリでの荷揚げを見守ったあと下山開始です。
7:10
槍・常念・燕岳分岐通過です。
9:17
燕山荘到着です。
燕山荘でコーヒーを飲んで休憩し9:45出発です。
帰りは足もそんなに痛める事もなく軽快に下山できました。
10:20合戦小屋通過。
12:00
中房温泉登山口に戻ってきました。
今回の山行はこの当時の自分の限界に近い登山だったと思います。
帰りはともかく、行きの最後の急登の苦しさは3年半経った今でも鮮明に覚えています。同時にパノラマ銀座の名にふさわしい稜線縦走路の絶景も鮮明に覚えています。
また、この経験が後の甲斐駒の黒戸尾根など体力的にハードと思われる山行を計画する際の自分の体力の判断基準となっており本当に貴重な山行になりました。
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