好日日和 Every day is a Good day.

毎日を少しでも楽しむ

DIYでクロス(壁紙)補修

自宅も築10年を過ぎて図ったかのように色々な不具合が出てきました。

目に着くところでは、壁紙の継ぎ目が目立ちだしたことと、壁紙に亀裂が現れたこと。

初めて壁紙の亀裂を見つけた時は衝撃的で欠陥住宅ではないかと焦ったものです。

調べてみると、家は日頃から揺れているので下地の材が振られた時に壁紙に亀裂が生じることがあるようで家の倒壊や強度などとはまた違う話で問題はないみたいです。

 

とはいえ、一度亀裂を見つけてしまうとついつい目がいってしまい気分のいいものではないのも確か(-_-;)

何とか自分で補修できないか調べてみました。

壁紙のDIY補修方法候補

①一面のクロスを剥がしてのり付きクロスを買って張り直す

ホームセンターでのり付きのクロスが数千円で売っています。

直したい面のクロスを全て剥がして張り直す・・・(-_-;)

最終手段ですね、しかも場所によりますね、リビングなど他人の目にも触れるところやトイレのように入り組んでいるところは完成度と難易度のハードルが上がるので最後の手段でダメ元の勢いが必要なのでパス。

 

②部分的に切ってジョイントコークを塗って張り直す

YouTubeで動画を何度も見てイメージトレーニングを繰り返しているうちに『出来るっ( ゚Д゚)』って勘違いしてやってしましました(-_-;)

ジョイントコークは壁と天井の隙間補修用に持っていたのでローラーだけ買いました。

 

 

問題の壁紙がこちら。

2階のトイレの窓枠のところです。

カッターで切り込みを入れて・・・

剥が・・す・(;゚Д゚)あかん、YouTubeの人みたいにきれいに剥がれない・・・(-_-;)

おわたー・・・(T_T)

止めるわけにもいかずに必死にジョイントコークをヌリヌリ(; ・`д・´)

元通り張るっと(-_-;)

ローラーでコロコロー、コロコロー直れ~"(-""-)"

ふぅ~、何とか・・なってない・・

(-_-;)アウトーー!!

・部分的な切り貼り補修の結論

ムズイです。当たり前ですが、YouTubeで簡単にお手本をやってのけている人はプロ。

まず、剥がす時点でキレイに切れ込み通り剥がせないと亀裂Ⅹ2、Ⅹ3みたいに一瞬でムリゲーになるのでこの補修方法も最終手段の一歩手前くらいのポジションに考えた方が無難です。

 

③切り貼りせずに亀裂部分に何かを塗る(最適解)

コレが最適だと思います。簡単で効果抜群。

初めに実際の補修写真のビフォーアフターをどうぞ。

・補修前 けっこうイッっちゃってます(-_-;)

・補修後 コレどう!!

ねっ、結構目立たなくなっているでしょう(*´▽`*)

何を塗っているかというとコレです。

付属のパフでクロスの裂けている部分にベビーパウダーを塗るとみるみる亀裂が目立たなくなります。

・補修の様子 無心で塗る、ただそれだけ。

もう1カ所紹介します(何カ所なってんねん(笑))

・補修前

・補修後

この補修方法は、もし期待通りの効果が得られなくても元以上に状態が悪くなることはほぼないと思うので試してみる価値ありです。

 

クッカー

クッカーとバーナーはニコイチなのでバーナーの記事と一緒にしたかったのですがバーナーの記事が少し長々となってしまったので別記事にしました。

クッカーは何種類か持っています。必ず使うモノなので、しっくりくるモノに出会うまでは仕方ないですね。

koujitubiyori.hatenablog.com

所有しているクッカー

左からモンベルのチタンボールセット、クッカー?ではないかも・・(-_-;)

その隣はスノーピークのアルミクッカーセット

その隣はEPIのチタンクッカー

一番右はエバニューのアルミクッカーセットです。

写真には写っていませんがトランギアのメスティンの大小も持っています。

形状も材質もサイズも様々でそれぞれに良さがあります。

そんな中でコレを買ってからは他のクッカーは登山には全く持って行かなくなキャンプへと活躍の場を移すことになりました。

では最終的に行き着いたクッカーですが、それは「EPI ATSチタンクッカー TS-201」です。

EPI チタンクッカーの気に入った点

①ガス缶とバーナーがピッタリ収納できる

250のOD缶を逆さにして、その上にバーナー(アミカスでもウインドマスターでもOK)がピッタリフィットで収まってフタも閉まります。

OD缶はクッカーの傷防止とガタツキ音防止のためにキャップを付けて収納した方が良いです。ただ、本当にキッチリ収まるのでガス缶とバーナーのクッカー内でのガタガタ感はほとんどないです。

アミカス収納時

ウインドマスター収納時
②注ぎ口が付いている

登山でクッカーで何かを煮込むことはほとんどしなくなりました。調理はキャンプで楽しむように住み分けた事で湯沸かしが出来れば良いと割り切ったので湯を注ぐ際の注ぎ口が付いている事は重要なポイントでした。

③チタン製で軽い

このクッカーは本体123gフタ52g合計175gです。

同容量のアルミ製と比較しても100g程度軽量です。軽さは正義。

④底にアルミ蒸着

アルミの層が熱を広げ焦げ付きにくいらしいが効果は不明。それ以上に底面が粗目のサンドペーパーのようにザラザラなのでバーナーのゴトクの上で滑り難いような気がする。

底の白い部分がアルミ蒸着部
⑤メモリが100ccピッチで付いている

今はほとんど調理はしないので不要かと思いながらも、湯沸かしの量を測る時にメモリが有るなら有るで便利です。

100cc単位のメモリ
⑥フタが十分使える

フタの容量が280ccあるのでカップ代わりや簡易フライパンとして十分使えるサイズです。かと言ってモデルによってはフタも結構深いデザインのモノありますが私はフタは浅型が無駄が無くてベストだと思っているのでその辺りも気に入っています。

じゃがりこマッシュポテト

フタコーヒー

以上のような点で今の私の登山スタイルにはベストなクッカーとなりました。

このEPIのクッカーと同様に250のガス缶が収納出来そうなクッカーが他にもあるので紹介しておきます。

他のメーカーのよさげなクッカー

エバニューのチタンクッカー 重量125g!?ホント!?フタ込み!?

EPIのチタンクッカーが175gなので50g軽い・・・アルミ蒸着分の差でしょうか。

やるなエバニュー(; ・`д・´)

しかもこちらはすごくクールなケースがあるんですよ!!

このケース、欲しい( ゚Д゚)

ちなみにEPIの袋は・・・(-_-;)

エバニュー やるなぁ(-_-;)

バーナーで一押しだったSOTOからも250缶収納モデルがありますがアルミモデルでフタが蓋なので割愛します<m(__)m>

冒頭でも書きましたが、バーナーとクッカーはペアなので使い勝手に加えてスタッキングの相性も良く悩んでお気に入りの1つを見つけて下さい。

ガスバーナー

登山道具でテント泊では必ず持っていく道具の1つにガスバーナーがあります。

登山を始めた時に何を買えばいいのかわからず悩みました。

そこで私が使っているガスバーナーとガスを紹介しようと思います。

これから登山を始めようと考えている方の参考になればうれしいです。

 

私が初めて、ガスバーナーを買ったのは登山を始めてから初めてテント泊をした槍ヶ岳登山の時です。

koujitubiyori.hatenablog.com

テン泊登山を計画するにあたり色々準備を進めるなかでバーナーは何にしようか調べました。

バーナー候補 SOTOの2種類

初めに候補に挙がったのは次の2種類です。

SOTO ウインドマスター

SOTO  アミカス

 

SOTO一択かよ!って思われると思いますがグレーの缶でメタルスライムみたいで何か惹かれSOTO一択になりました。(笑)

また、SOTOのOD缶は1種類しかないんですけど、他メーカーのハイパワーガスと同等の性能を持っているので登山でも安心して使えます。

 

SOTOの2種類 価格差は?

この2つを現在の価格で比較すると

アミカス 5500円

ウインドマスター 7800円

ウインドマスター4本ゴトクセット 9800円

ウインドマスターに付属している3本ゴトクはお世辞にも良いとは言いにくいのでウインドマスターを選ぶ場合は4本ゴトクを追加で購入する方が多いと思いますのでゴトクセットでアミカスとの価格差は倍近くになります。

登山を始めた頃はいつまで続けるかわからない上に買い揃える物の多く、しがないサラリーマンにはかなりの負担になる出費なので安く済ませられる物は安くしたい。

初めて買ったバーナー アミカス

登山でのガスバーナーの絶対条件。

それは高所でも使える。

当たり前ですが当たり前ではないんです。

難しい事は抜きにしますが、標高の高いところでは平地のキャンプとは条件が大きく異なるため何でも使えるわけではありせん。

でも結論から言います。

夏山登山なら標高2860mのテント場でも

アミカスでOKなんです。

ただし、その時の気温、風や使用条件になどに左右される事もあるので絶対とは言い切れません荒天でなければ2860mのテント場では問題なく使用できました。

前述の通り、私が初めてテント泊をしたのは槍ヶ岳直下の殺生ヒュッテ(2860m)でのテント泊でした。ここよりも高い位置にあるテント場はそう数多くはありません。

殺生ヒュッテ テント場
高所使用時の注意点

しかし、高所ではバーナーの着火装置や電子ライターは機能しない事が多いので着火用に石を回して火花を飛ばすフリント式ライターは必携です。

ウインドマスターへの憧れ

登山を始めて数年が経ち「これ、登山続けるなー」って実感し始めた頃、ウインドマスターも買いました。

ただ、アミカスでは力不足というシュチュエーションに出くわしたからではなく、みんなの山道具的なものを見ていると、SOTOを使っている方の大半はウインドマスターなので、一度使ってみたいという興味から購入に至りました。

 

アミカスとウインドマスターの違いは何なのか?

マイクロレギュレーター有無

 マイクロレギュレーターとは気温が低い環境下でも安定してガスを送り出す機能の事で寒さに強いシステムの事です。ですので寒さに対する安定感はウインドマスターの方が勝っています。

②耐風性能

 これは一応、『ウインドマスター』=「風を極める」というネーミングからも対風性が高いに決まっているんですが、風防無しでも炎が流れにくいと謳われています。ちなみにアミカスも同様の鉢状状のバーナーヘッドなので耐風構造です。

③ゴトク脱着可否

 付属の3本ゴトクはコンパクトでも心もとないですが、別売りの4本ゴトクはしっかりしています。ヘビーユーザーはゴトクが壊れてバーナーを買い替える事もあるようでゴトクのみを交換できる「ウインドマスター」を愛用する方もいるみたいです。

改めて魅力的なアミカス

アミカスとウインドマスターの2つのバーナーを持っているわけですがここ最近は、アミカスの方が出動回数が多くなっています。

理由は

①コンパクト

②ゴトク一体型でゴトク脱着の手間がない

③調理しない

④妻から冬山禁止されている

 

①、まずサイズ感です。

極端な違いはありませんが、やはりアミカスは小ぶりです。

何か、この小ぶりが楽なんですよね(笑)

アミカス

ウインドマスター

サイズ感 比較

②、アミカスは短めですが4本ゴトクが付いています。

広げるだけですぐに使えます。

アミカス

ウインドマスターマスターは別売の4本ゴトクをバーナートップに取り付けます。

ひと手間掛かる代わりにゴトクも長く、シッカリとした作りです。

ウインドマスター

③、テン泊でだんだんと食べ物がシンプルになってきました。コッヘルも湯沸かし専用になってきているのでアミカスの小さめゴトクでも十分です。鍋やフライパンなどで調理を楽しみたい方はウインドマスター(4本ゴトク)の方がいいと思います。

④妻から雪山は禁止しされているので3シーズン使用で高所でも気温0度かマイナス数度くらいなのでアミカスでも不自由なく使えています。4シーズン使いを想定されている方はウインドマスターの方がいいと思います。

 

お勧めアイテム

あと、付属部品でスタビライザーという、OD缶に付ける足があるんですが、途中で買い足したのですがこちらも必携になりました。バーナーにコッヘルを乗せている状況は重心が上なのでどうしても安定感に欠けます。

もし、バーナーが転倒したら引火や火傷など結構しゃれにならない惨事になるのでガス缶を安定させてくれるこのアイテムは本当におすすめです。軽いですし。

ガス缶サイズに応じてセットできるように3つの溝が付いています。

改めてよく見ると、これはなぜがSOTOではなくプリムスを買っています(-_-;)

スタビライザー 展開

スタビライザー 折り畳み

スタビライザー

 

 

大天井岳 大天荘

剱岳 剱沢キャンプ場

バーナーも多数のメーカーから何種類も出ているので悩むと思いますが、冬山の予定はなくて低予算で押さえたい方は、初めの1つはアミカスをおすすめします。
数字に起こせば違いはありますが十分満足できるバーナーだと思います!!

バーナーの相方、クッカーの記事はこちら。

koujitubiyori.hatenablog.com

竜ヶ岳/鎌ヶ岳 ~エクストリーム出社~

竜ヶ岳 1099m

三重県いなべ市/滋賀県東近江市

2023.10.16-17

三重県にある竜ヶ岳と鎌ヶ岳に登ってきました。

2日間の山行計画ですがそれぞれの山は日帰り登山で泊まりは鎌ヶ岳の近くのキャンプ場でテント泊をしました。

 今回の計画を立てるにあたり一つだけ気がかりなことが・・。

それはヒル鈴鹿山系はヒルが多いイメージがあって不安でした。

虫、爬虫類、両生類、ヒルが何類なのかは知りませんが想像しただけで倒れそうです・・。おそらく、子供の時に見た「スタンドバイミー」のヒルのシーンが影響しているんだと思います。ヒル対策を調べます。

youtu.be

とにかく、ヒル対策をしないとこの山行は始まらない、ということで早速購入。

これで備えは万全。


10/16

前日、仕事を終えるのが遅くなり自宅出発が夜中になったため、竜ヶ岳登山口のある宇賀渓キャンプ場に到着したのは3時くらいでした。そこから車で仮眠をとりました。

今回は宇賀渓キャンプ場から遠足尾根ルートで山頂へ行きピストンで戻ってくる計画です。

9:30

到着が遅かったこともあり、少し寝すぎてすっかり朝。

とかなり遅めのスタートとなりました。

まぁ、そんなにタイトな計画ではないのでのんびりスタートです。

遠くに竜ヶ岳が見えます。

序盤は川沿いの舗装道を進みます。

いいロケーションのキャンプ場ですね。

9:50

遠足尾根コースの登山口です。

登り口に登山道整備のための資材運搬のボランティアの掲示がありましたが運ぶ資材は残っていなかったのでお手伝いできませんでした。

11:00

大鉢山・遠足尾根 分岐

稜線まで上がってきました。

視界が開けて、ここからが竜ヶ岳の絶景トレッキングロードのはじまりです。

The、竜ヶ岳。

12:20

山頂 到着です。

この日は平日なので駐車場も山頂も空いてますが土日や連休はかなり混雑するようです。

山頂で一緒になった地元の方にヒルの事を聞く梅雨前くらいから秋口までは注意した方がいいけどこの時期になると大丈夫だと教えてくれました。

どうやら今回はヒル下がりのジョニーの出番は無さそうです。(*‘∀‘)

山頂でご飯を食べた後、ヒル情報を教えてくれた方が遠足尾根と反対側の

「表道登山道の方に『かさね岩』という大きな岩があるの知ってます?もし良かったらそっち行ってみます?」と誘ってくれました。ピストンの計画だったので一瞬悩んだのですが、同じ道を通るよりも周回の方が楽しいかと思い軽い気持ちでご一緒することに。

同年代な感じの方で話も盛り上がり、20~30分でかさね岩に到着。

13:10

お互いに写真を撮り合います。

私の思い込みと判断ミスでここからが大変でした。

①この方も宇賀渓キャンプ場から来ていると思っていたので一緒に下山できると考えていた

②少ししてこの方はかさね岩から少し下りた所の滋賀県側からの石榑(いしぐれ)峠から登って来ている事がわかったが元のピストンの計画に戻さなかった

③その方と別れた石榑峠の舗装道路は朝、川沿いを歩いた舗装道路の延長上だと思い込んだ 

④当初ピストンの計画だったので周回ルートの範囲の一部までしか地図情報をダウンロードしていなかった(この後道に迷ったところは圏外が続く)

石榑峠の時点で13:30と秋の山行では不明確なルートを行くにはそれほど余裕はない時間

こんな状況で舗装道路を急ぎ足で下りていきます。

このまま行けば宇賀渓キャンプ場に繋がっていると思い込んでいたので・・。

途中、橋が出てきた。違和感を感じた。

朝のスタートしてすぐに橋を渡った。

↓この橋。

その橋以降、橋は渡っていない。川の北側をずっと移動していたはずなので橋を渡ったところで立ち止まって紙の地図を広げる。

もちろん、この後いくつかの橋があって川を渡るのを繰り返す可能性もあるが・・・。

それまでも、スマホが圏外と気付いた時点で紙の地図を開いたが詳細がわかる縮尺ではなく半ば諦めていたが道と川の交差ポイントならピンポイントで居場所がわかる。

やはり、この舗装道路は最終的には宇賀渓キャンプに続いているがかなりの長距離の迂回道であることが判明。(-_-;)あぶない。

地図ではこの橋の辺りにルートがあるはず・・・。

なかなか見つからない・・・。少しだけ舗装道を進んでみると、看板発見!!!!

(T_T)良かったーー。

安心したのもつかの間、もう14:00を過ぎています。

この時の居場所も山と山間の谷間なので日が傾き始めると昼過ぎでも一気に暗くなります。

そこから必死で歩きました。

渡渉を繰り返し、林のなかで更に暗くなる不安を抱えながら必死です。

まさか、今回の日帰り山行でこんなことになるとは・・・とか色々考えながら黙々と進みます。

ルートを見失わないように細心の注意を払います。

駐車場に到着するまで唯一撮った一枚がこの長尾滝です。

さっと撮って先を急ぎます。

15:45

結局このような周回ルートで宇賀渓キャンプ場に帰ってきました。

本当焦ったし疲れた(-_-;)

スーパーで総菜を買って鳥居道山キャンプ場へ。

色々疲れて、テキトーにテント張って、早くご飯食べたい。

最初は、焚き火で癒しの時間とか考えていたんですが、オートキャンプ場で一人でする俗にいうソロキャンが初めてで何とも落ち着かない。

初めは、まったりするつもりでくべていた薪もだんだん早く消費したくなりガンガンくべていきます。

何とか薪を消費し終わってそそくさと眠りにつきました。

今回の発見。登山とソロキャン、同じアウトドアでも相性悪い(自分的には)

登山とキャンプって似て非なるものだと改めて実感。

登山は効率重視、キャンプは楽しさ重視。

今後は別々に楽しみたいと思います。

 

鎌ヶ岳 1161m

三重県三重郡菰野町/滋賀県甲賀市

翌朝、6時30分にキャンプ場を出発し10分くらいで武平峠登山口駐車場に到着。

鎌ヶ岳は武平峠からのルートは山頂直下のザレ場やその後の急登は注意が必要ですが山容から想像する険しさはあまりなく、往復2時間程度で登れる山です。市街地から近く山頂からの景色は絶景で海と琵琶湖の両方が楽しめます。

家の近くに欲しい山NO.1です。

登山道を登ってすぐの御在所岳との分岐。

ピラミダルな山容の鎌ヶ岳が見えてきました。

鎌ヶ岳の名の通り、どうやって登るの?って思うくらいの急峻さです。

取り付きの部分はザレ場です。

この後の急登を登れば山頂です。

 

山頂で山ラーとおにぎりで朝食。

済んだ景色を満喫して下山しました。

実は今回の山行、仕事のシフトの中で一番休みが短い、約48時間の休みでのプチ遠征だったんです(; ・`д・´)この日の夜から仕事でした(-_-;)なので帰ってからすぐに仕事に備えて寝ました。

今まではダラダラ過ごす事の多かった48時間休みをフル活用。

私の中ではある種、エクストリーム出社です。

注意が必要な急登の下り。

向かいに御在所岳が見えます。

遠くから見た鎌ヶ岳。尖っているのがわかります。

今回の山行は難易度はそれほど高くないと思っていた日帰り登山でしたが、判断ミスが重なるとあっという間に不測の事態に陥ることを改めて学びました。

今回の経験を活かしてより安全登山を心掛けていきたいと思います。

劇的快適アイテム

実際に使って本当に良かったものを紹介したいと思います。

それはタイトルにあるようにゴミ袋です。

先に紹介するとその袋はモンベル

ガベッジバッグ」です。

写真のような袋です。

容量は4ℓで素材は40デニールのナイロンで防水性に優れています。

重さは54g。

たかがゴミ袋、されどゴミ袋。

私はこのバッグを買うまでは日帰り登山ではコンビニのレジ袋

テン泊ではジップロックとレジ袋を二重にしてゴミ入れにしていました。

ゴミ袋なので下山後そのまま捨てられるのがベストと思っていました。

SNSでこのバッグの存在を知り何気に試してみましたが、もう手放せません。

めちゃくちゃストレスフリーです。

いいところ

①生地が強いので少々穴が開く心配がない。

レジ袋は言うまでもなく、ジップロックですらアルファ米などのパウチ袋、結構かたいので角が当たると破けたりします。しかし、このバッグでは穴が開いた事もないですし、空きそうな気配もないので気にせずどんどん放り込んでます。

②気密性がいいので臭いが気にならない

食品が入っていた袋や包装など、どうしても臭いが混ざると不快に思いますがこのバッグは防水性に優れた生地なので生地自体からの臭い漏れははないです。また、袋の口が折り返し出来るようになっているので水分の漏れ出しもないのでその辺りも気にせずにザックに放り込んでます。また、使用後の携帯トイレなどザックに入れるのに抵抗がある場合は袋の上と下にバックルが付いているのでザックへの外付けも可能です。

③圧縮して小さくできる

②の気密性の良さの恩恵でゴミを入れた後に押しつぶしてから口を折り返してバックルを閉めると圧縮袋の要領でゴミのサイズダウンが出来ます。

④意外と洗うのが楽

上記の①②③とメリットがあってもバッグを洗うのが面倒だと使用を躊躇しますよね。でもご安心を、帰宅後ゴミを捨ててからバッグに少量の水(ぬるま湯)を入れ食器洗い洗剤を数滴垂らします。バッグの口を折り返してバックルを閉めます。

後は、リズムにのって数回シェイク(*´▽`*)中身を流してあとは軽くすすいで干しておくだけ。はい、簡単。

⑤緊急用防水バッグとして

山にはイレギュラーがつきものです。不測の事態に絶対濡らすわけにはいかない物を守るための非常用防水バッグとしての備えにもなります。

ガベッジバックはいろいろなメーカーの商品があるので一度調べてみてはいかがでしょうか?

まさかゴミ袋でこんなにストレス軽減に繋がるとは自分でも驚いています。

 

剱岳④ ~雷鳥に霧中~

2023.9.26

縦走4日目 最終日で立山三山を縦走して室堂ターミナルに下ります。

室堂到着は13:30の予定です。

アルペンルートの富山方面の最終は16:00なので遅くともそれまでの室ターミナルへの下山が必須です。

3時過ぎに目が覚めました(-_-;)

まぁ、前日は剱へのピストンのみでゆるい日程だったのであまり疲れていなかったからだと思います。

縦走最終日のこの日は午後から天気が崩れる予報。

ということで、早出に越したことがないので3時頃音を立てないように注意しながら撤収します。「風強っ(;゚Д゚)」それとガスもかかっています。

3:30撤収完了、出発です。

かなり濃いガスで、まだ夜が明けていないことも相まって周囲が全く見えない・・・(;゚Д゚)

暴風も吹いていて何度キャンプ場に戻ろうかと思ったことか・・(T_T)

足元の踏み跡を頼りに少し進んで普段よりもコマめにスマホで位置情報を確認しながら進みました。

4:30

1時間ほど登り続けてコースタイム通りに剱御前小舎に着きました。

暴風は続いています。

とりあえず、トイレの前のベンチにザックをおろしてスマホで今後の天気の概況を確認します。

予報は昼までは曇り、昼から雨。出発が早かったのでこのまま行けば昼には室堂に下りられます。

しかし、ガスと暴風が気持ちを躊躇させます。

一旦、トイレに行って用をたしながら再度考えます。

トイレを出て真っ暗な中、30分くらい悩んでました。

すると、小屋から2人組が出てきて別山方向に登って行きました。

数分後、私も行けるところまで行ってみようと、出発しました。

夜が明けてきました。

登り始めてすぐ、ガスがみるみる晴れていきます。

「何だか行けそうな気がするーーー」と思ったのはこの時だけでした(T_T)

後は、ガスが濃くなったり、少しマシになったり、霧雨になったりが目まぐるしく移り変わる天候でした。

6:00

別山山頂 到着。

眺望なし。

そそくさと大汝山を目指します。

ガスと暴風に怯えながらドキドキで進んでいる最中、何か動くものが目に入ります。

「ん??・・・・??っ!!!!雷鳥っーーー!!( ̄□ ̄;)!!

見事な保護色!!

初めて見る雷鳥に感激!!雷鳥は曇りの日に目撃しやすいと聞いたことがあったので密かに期待していましたがまさか本当に見られるとは(*´▽`*)

これまでの不安な気持ちが一気に晴れました。

雷鳥がどこかに行くまで撮りまくってました。

6:15

別山真砂岳・剱御前小舎 分岐を通過。

急ぎ足で下っているとまた何か動く。

雷鳥トリプル。

家族か友達か知りませんがグループの雷鳥に出合いました。

鳴き声も聞こえる♪(*´▽`*)

けっこう近づいても逃げることなく撮らせてくれました。

何度もアルプスに足を運んでいますが見たことなかった雷鳥立山で会えて本当に感激でした。リアル雷鳥の里です。

雷鳥と別れて大汝山を目指します。

そうそう、思い出しましたがこの辺りすごく硫黄のにおいがするんです。

それがまたドキドキを煽る・・・。(-_-;)

風が強かったので室堂の方から風に乗って上がって来たんだと思います。

途中の賽銭が変色していたのもこの硫黄の影響なのでしょうか。

7:00

富士ノ折立・真砂岳・室堂(大走り) 分岐通過。

ガスと風は一向に良くなる気配はありません。

ガスの中を歩いていると、ケルンを見つけた時に非常に心強い気持ちになります。

この後、富士ノ折立のピークの直前で更なる濃霧、暴風に加えて雨脚も強くなりしばらくその場で悩んだ結果、エスケープを決意しました。

撤退した位置

少し前の分岐まで戻ります。

ここから大走りを室堂に下ります。

皮肉なことにエスケープルートを進みだすと風、霧が晴れます・・・(-_-;)

戻ろうかと少し考えましたが元居た場所を振り返ると稜線、山頂付近は、やはりガスの中です。

大走りを下っていると上がって来たソロの方と出会いました。

お互いに上と下の状況の情報交換をして目的地を話しているとその方は、称名の方から登って来たようで黒部の方に向かうらしい。『かっけー』( ゚Д゚)

称名の方では序盤で熊の大きな糞を見つけてからドキドキでずっと手を叩いてたと事。

すごい( ゚Д゚)手を叩くのは幸せな時だけじゃないことを学んだ。

「お気をつけて」と声かけをして別れました。

この天候なのですれ違ったのはこの方だけでした。

2日前よりすこし紅葉が進んだように感じる室堂でした。

9:00室堂に下りてきました。

この後、

雷鳥沢キャンプ場あたりから雨が強く降り出してターミナルまでの間やむことはありませんでした。
10:00 

室堂ターミナルに到着しアルペンルート立山駅まで下りました。

ここでテン場で調べていた富山名物の鱒寿しのお店「まつ川」さんに電話予約を済ませます。

車に乗って、剱登山の時に是非とも立ち寄りたいと思っていた立山博物館に立ち寄りました。この博物館に測量隊が剱岳初登頂の際に発見した山頂に差さっていた「錫杖」の実物が展示されているのです。

錫杖の写真撮影はNGなので撮れていないのですが、立山の歴史を勉強できるとても見ごたえのある博物館です。生の錫杖、予想よりも少し小ぶりです。そんなロマンの塊を見る事が出来るのでおすすめです。

この日は、平日でほとんど貸切状態だったので係の方から色々な面白いお話を伺えてラッキーでした。

感想を一言でいうと「加賀藩凄過ぎ」です。

歴史に疎い私ですが加賀藩にすごく興味を持ちました。

↑これはあえて何かは言いません。気になった方は調べてみてクタベい。

そうそう、噂のコンビニ、「サンダーバード」も寄りましたよ。

冒険しない私はカツサンドを買いました。

この自販機はサンダーバードの前にありました。

個性が爆発しています(-_-)

サンダーバード、博物館の後は、予約しておいた鱒寿司のお店に向かいました。

(;゚Д゚)

ご予約で~す♪(*´▽`*)

無事購入できました(*´▽`*)

高速のSAで金沢カレーを発見。加賀藩推しの私は食べない理由がないので実食。

「はい、鬼ウマ( ゚Д゚)さすが加賀100万石」

こんな感じで私の立山・剱縦走は最後は撤退になりましたが、ケガもなく無事に終える事ができました。立山三山は良い天気の中で縦走したいのでまた再挑戦したいと思います。

山で、1泊2日の経験しかなかったのが、今回いきなり3泊4日。

最高でした、山に浸った感がすごい。本当に山を堪能できました。

それもこれもこんな長期の山行に嫌な顔せずに送り出してくれた妻のお陰です、そこに尽きます。本当に感謝をしているので日常で少しずづ返していってます。

妻への感謝と登山の素晴らしさを再確認した山行でした。

 

剱岳③ ~一所懸命~

2023.9.25

縦走3日目 この日は贅沢に剱岳山頂にアタックだけに1日取りました。

のんびり剱岳を満喫しようと思います。

6:00

キャンプ場を出発。

先ずは、剱澤小屋の方に下ってから剣山荘に向かいます。

剱沢小屋から少し移動すると剱岳のピークが見えなくなります。

一服剱

剣山荘の手前にある水溜まりの表面に氷が張ってます。冷え込んだ証拠です。

剣山荘が見えてきました。

6:20

剣山荘到着です。

今回は利用させてもらわなかったのですが、こちらの山小屋は水洗トイレが備わっているみたいです。

横向いてますが、このステッカーを買うのが楽しみの一つでした。

剱関連のデザインで一番かっこいいと思ってます。

この2枚に、グレーx青を加えた3枚も買ってしまった(*‘∀‘)

6:40

いよいよ登りが始まります。

振り返ると出発のキャンプ場がかなり小さくなっています。

岩場が出てきました。

ここも一応「クサリ場」となっていますが普通の岩場ですね。

 

一服剱までくると前方にドーンと前剱が姿を現します。

迫力満点でボス感あります。

富山湾も良く見えます。

前剱のガレ場です。

かなり上に先行する人が居ます。


8:15

前剱山頂です。

奥にいよいよ剱岳が見えてきました。

前剱を過ぎたあたりから高度感のある岩場、クサリ場が増えてきます。

一瞬「えっ、どこ行けばいいん!?」ってなりました。

正解はこうです。

正面のクサリもさることながら、下の渡しの部分も両方が切れ落ちています。

 

8:50

平蔵の頭

平蔵の頭 行き登り

平蔵の頭 ピーク

平蔵の頭  行き下り

平蔵の頭、写真で見ると「あんな所行ける!?( ゚Д゚)」って感じがしますが高所や岩場が苦手な方はきついと思いますが、実際はそれほど難所には感じませんでした。それよりも、自分の上部にいる人が落ちてこないか気になりました。

9:15

いよいよカニのタテバイ到着です。

これも最初どう登るのって思ったんですがこうです。

カニのタテバイ

カニのタテバイ ルート

ここは正直、少し怖かったです。

下を見ると高度感もありますし、必死になりましたし、「本当に自分は行けるか!?」(;゚Д゚)と途中、自問もしたのを覚えています。
でも一定の所まで登ってしまうと途中で止めるに止められないです。

なので、高所やクサリ場が少しでも苦手だと自認している方は止めた方がいいです。

どうしても行きたい方はガイドを雇って安全管理してもらう方がいいと思います。

剣沢からの景色で十分絶景ですから。

カニのタテバイの最後

難所を過ぎていよいよ山頂です。( `ー´)ノ

9:50

剱岳 登頂です。( `ー´)ノ

視界が良く、富士山はじめ、後立山連峰北アルプス南部、八ヶ岳まで見えました。

奥に富士山も

剱岳北方稜線と後立山連峰

早月尾根

剱沢方面 槍も見えてます

奥大日岳(矢印)

富山湾

この場所に1907年(明治40年)、日本地図最後の空白の地を埋めるべく決死の覚悟で登頂を果たした測量隊が見つけた錫杖が差さっていたと思うと感慨深いです。

歴史とロマンが詰まった地です。

10:50

下山を開始します。

 

カニのヨコバイ

下りは先が見通せないので厄介です。

難所が続きます、下から振り返って見るとなかなかの高度感ですね。

↑この写真、奥の岩の上の方にも一人登っている方がいます。
こんな繰り返しです(笑)

↓来た道を振り返るとドコ通って来たっけ?なりますが、よーく見るとクサリが見えます。

一服剱で一服する人

一服剱から剣山荘を見下ろす

13:20

剣山荘到着。

下山は足場が見えにくい点で難しさはありましたが、落ち着いて確実に進めば大丈夫でした。

この日も、朝ごはんは抜いてチビチビ行動食をつまみながらアタックしてきました。
剣山荘でカレーをいただきました。このロケーションでカレー、至福です。
水も補修させてもらってテントに帰ります。

剣山荘でカレー

14:15

テントに戻ってきました。

この日もココで1泊します。

昨日、テント張った場所が地味に傾斜があって寝てても少しテント内で滑る感覚がありました。

時間もあるので、引っ越しします。

テント内からの剱ビューは昨日の場所の方が良かったですが、ココは本当に真っ平なので快適さは断然コッチが上です(*‘∀‘)

日中は行動食でやり過ごしていたのでお菓子のストックがほとんど無くなっていたので剱澤小屋で補給し無事登頂下山できた事を賞し一人祝賀会を開催したのでした。つづく。

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