好日日和 Every day is a Good day.

毎日を少しでも楽しむ

剱岳③ ~一所懸命~

2023.9.25

縦走3日目 この日は贅沢に剱岳山頂にアタックだけに1日取りました。

のんびり剱岳を満喫しようと思います。

6:00

キャンプ場を出発。

先ずは、剱澤小屋の方に下ってから剣山荘に向かいます。

剱沢小屋から少し移動すると剱岳のピークが見えなくなります。

一服剱

剣山荘の手前にある水溜まりの表面に氷が張ってます。冷え込んだ証拠です。

剣山荘が見えてきました。

6:20

剣山荘到着です。

今回は利用させてもらわなかったのですが、こちらの山小屋は水洗トイレが備わっているみたいです。

横向いてますが、このステッカーを買うのが楽しみの一つでした。

剱関連のデザインで一番かっこいいと思ってます。

この2枚に、グレーx青を加えた3枚も買ってしまった(*‘∀‘)

6:40

いよいよ登りが始まります。

振り返ると出発のキャンプ場がかなり小さくなっています。

岩場が出てきました。

ここも一応「クサリ場」となっていますが普通の岩場ですね。

 

一服剱までくると前方にドーンと前剱が姿を現します。

迫力満点でボス感あります。

富山湾も良く見えます。

前剱のガレ場です。

かなり上に先行する人が居ます。


8:15

前剱山頂です。

奥にいよいよ剱岳が見えてきました。

前剱を過ぎたあたりから高度感のある岩場、クサリ場が増えてきます。

一瞬「えっ、どこ行けばいいん!?」ってなりました。

正解はこうです。

正面のクサリもさることながら、下の渡しの部分も両方が切れ落ちています。

 

8:50

平蔵の頭

平蔵の頭 行き登り

平蔵の頭 ピーク

平蔵の頭  行き下り

平蔵の頭、写真で見ると「あんな所行ける!?( ゚Д゚)」って感じがしますが高所や岩場が苦手な方はきついと思いますが、実際はそれほど難所には感じませんでした。それよりも、自分の上部にいる人が落ちてこないか気になりました。

9:15

いよいよカニのタテバイ到着です。

これも最初どう登るのって思ったんですがこうです。

カニのタテバイ

カニのタテバイ ルート

ここは正直、少し怖かったです。

下を見ると高度感もありますし、必死になりましたし、「本当に自分は行けるか!?」(;゚Д゚)と途中、自問もしたのを覚えています。
でも一定の所まで登ってしまうと途中で止めるに止められないです。

なので、高所やクサリ場が少しでも苦手だと自認している方は止めた方がいいです。

どうしても行きたい方はガイドを雇って安全管理してもらう方がいいと思います。

剣沢からの景色で十分絶景ですから。

カニのタテバイの最後

難所を過ぎていよいよ山頂です。( `ー´)ノ

9:50

剱岳 登頂です。( `ー´)ノ

視界が良く、富士山はじめ、後立山連峰北アルプス南部、八ヶ岳まで見えました。

奥に富士山も

剱岳北方稜線と後立山連峰

早月尾根

剱沢方面 槍も見えてます

奥大日岳(矢印)

富山湾

この場所に1907年(明治40年)、日本地図最後の空白の地を埋めるべく決死の覚悟で登頂を果たした測量隊が見つけた錫杖が差さっていたと思うと感慨深いです。

歴史とロマンが詰まった地です。

10:50

下山を開始します。

 

カニのヨコバイ

下りは先が見通せないので厄介です。

難所が続きます、下から振り返って見るとなかなかの高度感ですね。

↑この写真、奥の岩の上の方にも一人登っている方がいます。
こんな繰り返しです(笑)

↓来た道を振り返るとドコ通って来たっけ?なりますが、よーく見るとクサリが見えます。

一服剱で一服する人

一服剱から剣山荘を見下ろす

13:20

剣山荘到着。

下山は足場が見えにくい点で難しさはありましたが、落ち着いて確実に進めば大丈夫でした。

この日も、朝ごはんは抜いてチビチビ行動食をつまみながらアタックしてきました。
剣山荘でカレーをいただきました。このロケーションでカレー、至福です。
水も補修させてもらってテントに帰ります。

剣山荘でカレー

14:15

テントに戻ってきました。

この日もココで1泊します。

昨日、テント張った場所が地味に傾斜があって寝てても少しテント内で滑る感覚がありました。

時間もあるので、引っ越しします。

テント内からの剱ビューは昨日の場所の方が良かったですが、ココは本当に真っ平なので快適さは断然コッチが上です(*‘∀‘)

日中は行動食でやり過ごしていたのでお菓子のストックがほとんど無くなっていたので剱澤小屋で補給し無事登頂下山できた事を賞し一人祝賀会を開催したのでした。つづく。

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