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ロケットストーブ

みなさん、ロケットストーブをご存知でしょうか?

簡単に言うとロケットストーブとは煙突効果を利用して燃料の完全燃焼を行うストーブの事です。

 

焼却炉が良く燃えるのは長い煙突があるから上昇気流が生まれて同時に吸気する空気の流れが出来るから効率よく燃えます。これが煙突効果です。

この煙突効果は煙突が長いほど効果が大きくなります。

煙突効果を生み出すもう一つの方法は断熱です。

燃焼しているエリア(煙突)と外気の断熱を高めることで煙突効果が得られます。

 

次に完全燃焼。木を燃やすと炭になる。これは完全燃焼ではありません。不完全燃焼で

炭化しています。木を燃やして灰が残る、これが完全燃焼です。もっというと煙すら燃えているらしいです。なので、完全燃焼している状態ではほとんど煙が出ない。

 

この2つを行えるのがロケットストーブです。

少しの燃料で強い火力を得られます。

 

2017年に実際にロケットストーブを作ったので紹介したいと思います。

この作り方は当時、ロケットストーブの作り方をアレコレ探している最中にある方のブログを拝見して真似て作ってみました。いざ、自分で作って実際使ってみると悔しくも新たな改良を加えるところがない位の完成度でした。

出典

[カッコいい] ロケットストーブを作る | 自作☆改造☆修理の館(新館) (jibundeyarou.com)

私の製作風景をご紹介するだけなので、もし参考にされて作業された場合のケガや災害ロケットストーブを使っての損害については当方一切関与しませんので自己責任でお願いします。

 

材料

20リットルのペール缶  2缶  (ヤフオク) 

(ペール缶のフタ 1つ)

(ペール缶のフタのキャップ 1つ)

排気ダクトΦ106 各形状 1本ずつ (ホームセンター)

七輪用五徳 1つ (Amazon

厚紙 1枚

マジックペン

耐熱ラッカー(Amazon)

 

道工具

ビーサンダー等々 一般的な工具各種

保護具

切創防止手袋や防塵マスク等々

材料 まとめ

 

 

製作開始 ※製作手順ではペール缶2缶を区別するためにA・Bとします

1.厚紙にダクトを当てて型を取ります。

2.型を切り抜きます

3.Aのペール缶の底から50mmのところに印を入れます。

4.印を入れたところに型紙を当てて丸く一周ケガキをします。

5.丸いケガキの中心に中心点を書いて写真のように円周から中心に向かって直線をケガキます。

6.Bのペール缶の底面の中心に型紙を当てて写真のようにケガキをします。

7.Bのペール缶の上面から50mmのところを全周ケガキます。ただし、ハンドルの部分は使うのでハンドルの取り付け部の周囲は20mm程度大きめにケガキしてください。

8.Aのペール缶の底部にキャップを乗せて5~10mm程度大きめにケガキます。

9.ここからサンダーで切っていきます。まず、フタの注ぎ口の部分を写真のように切り出します。

10.AとBの型紙でケガキした部分を写真のようにサンダーで切れ目を入れます。

11.切れ目を中に折り込んでください。手を切らないように要注意です。

12.Bのペール缶の上部かあ50mmにケガキしたところも切ってください。

13.Bのペール缶のハンドルが付いた側からハンドル部分のみ切り出します。

この写真では缶の溝入れ部分も切り出したハンドルに付いてますが溝入れ部分は切り落とした方が仕上がりが少しスマートです。

14.Aの底部のキャップの一回り大きいケガキに沿って穴をあけます。

15.Aのペール缶のあけた穴にフタから切り出した注ぎ口を当ててネジ止めします。

16.Bのペール缶に写真のように切り出したハンドルをネジ止めします。ついでに、後々ペール缶同士もネジ止めするので私はAとBのペール缶の連結部に下穴をあけます。

17.Aのペール缶にエビ曲のダクトを差し込みます。

18.エビ曲に半直筒を差し込みます。ロケットストーブっぽくなってきましたね。

19.Bのペール缶を挿入してネジ止めします。ここまで来たら説明しやすいのですが、Aのペール缶のエビ曲の口を正面にした時にハンドルが両左右に付いているのが完成後の運搬時のバランスを考えてもベストです。

20.T曲を差し込みます。

21.五徳の一部を少し曲げます。写真の部分を若干内向きに曲げます。

22.五徳の合う高さにダクトをカットして五徳を押し込みます。

この時、曲げ量で調整してどうしてもきっちり収まりにくいときは五徳を少し削って下さい。かなりフィットしてガチガチに付くはずです。

23.耐火スプレーで塗装します。

24.ロケットストーブをひっくり返して底のキャップをあけて、切ったペットボトルをセットします。

25.断熱材として園芸用品のバーミキュライトを満タン入れてキャップをします。

パーライトを使う方もいるようです。

26.ロケットストーブの完成です。

実際にご飯を炊いてみます。

ボケボケ写真ですみません(-_-;)

良い火力です。

抜群の炊きあがりです。

カレーなども試しましたがロケットストーブは強火力が魅力なので煮込む料理には不向きですね。やはり炊飯などが一番向いています。20分ちょっとで炊き上がります。